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郵便局の旧職員宿舎再生計画 "POST OMIYA"
 大型​の空き物件を収益化し、まちづくりに貢献 −

「POST OMIYA」は、さいたま市大宮区の遊休化していた郵便局の旧職員宿舎を一棟まるごとリノベーションし、民間の賃貸住宅(一部店舗)として再生したプロジェクトです。

このページでは、ご相談からプロジェクト実現までの流れをご紹介いたします。

[ご依頼内容]

郵便局の職員宿舎として使われてきた日本郵便大宮社宅は、2011年に利用を停止、その後は遊休化していました。大宮駅から徒歩7分ほどの好立地にも関わらず、古い住宅が密集して、舗装もされてない細い通路が多く、ここだけが取り残されたようなエリアになっていました。

[戦略]

旧職員宿舎の建物単体ではなく、エリアの活気を取り戻すための企画が必要と考えた上で、賃貸住宅(一部店舗)として再生・活用することを企画提案しました。プロデュース・事業のコーディネートから、事業を実施する民間事業者とのマッチングとプロジェクト全体の進行管理・コスト管理を行いました。

​コスト管理の内容〜

Case by case solution

01

エリア再生のためのリサーチと企画提案

03

民間事業者とのマッチング

02

活用のための建物の現況調査・法令検討

04

プロジェクト全体の進行管理・コスト管理

総合プロデュースとマネジメントの体制図

ダイアグラム_cc_POST OMIYA.png

[成果]

 

1.マスターリーサーとなる民間事業者とのマッチング

​遊休化していた職員社宅を調査した上で活用の可能性があるとの判断を行い、一棟丸ごと借り上げてリノベーション投資を行い施設管理ができる民間のリノベーション事業者探しを行いました。複数の候補の中から経営基盤と実績、コンセプトと事業性を評価指標として事業者の選定を行い、マッチングを行いました。

 

2.あらたな利用者層をターゲティングした企画により、空き家から憩いの場へ

4階建て団地の1.2階は内装をすべて改修、3階部分は設備のみ改修、4階はそのままにしてDIY可能な賃貸住宅へ、それぞれ自分のライフスタイルに合わせて手を加えれるような企画とすることで、この地域に住むような新たな都市生活者の単身の若者やカップル、またSOHO的に住まいと職場として使うようクリエイティブワーカーにターゲットを絞りましたまた一階の1部は店舗利用可能な区画としました。結果、数ヶ月で満室になり現在も稼働しています。

3.周辺エリアの木密地域の防災コミュニティの核として
この団地の周辺は高齢化した木造住宅密集エリアです。このプロジェクトは2棟あるうちの1棟をリノベーションしてプロジェクトがスタートしました。将来的にはもう1棟も再生し、敷地内の広場と合わせて地域住民のためのコミュニティの拠点としての施設運営も視野に入れています。

​本プロジェクトの事業スキーム

スクリーンショット 2023-03-16 13.37.01.png

住み手が少しずつ手を加えて、継承されていく住居の供給で、新しい層の住人を迎えられる場所に生まれ変わった、この場所が1つの「標」となり、エリア全体の変化へと波及しています。

​お気軽にご相談ください

ありがとうございました!
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